不妊治療初日・精子採取

まあ、いずれは精子とられるんだろうなーとは思っておりましたが、初日からガッツリ採取されてきました。いや、採取は自分でやるんですが。

まずは、クリニックのスタッフさん(女性)に呼ばれ、待合室脇の小部屋に。
この小部屋に男性が呼ばれた時点で、待合室にいるご婦人がたには、「あ、あれね」的な察しはつくのだと思われますが、そんなことに恥ずかしがる余裕もなく、足早に小部屋に入ります。
そこで、3階の採精室への行き方や採取時の注意事項の説明とともに、名前の入った蓋付きの透明容器を渡されます。スタッフさんは滞りなく説明を終え、「ご質問は?」と聞いてくれますが、私でなくても「だ、大丈夫です」というのが精一杯でしょう。

ここからは単独行動なので気楽です。小部屋から続く階段を上り、3階の3つある採精室に入り、鍵を閉め、使用中ランプをONにします。お部屋はこんな感じ。(クリニックHPにあるお写真です。)

年季は入っていますが清潔な個室です。奥には手洗い場、その手前にテレビとDVDプレーヤー。そして、右手の棚に所謂「おかず」が置いてあります。
おかずの内容は、想像以上にバラエティに富んでいましたが、ちょっと古いものが多くて私には厳しいセレクションでした。いや、ちょっと古いほうが興奮することもあるんですが、そのときはそういう気分ではなかったのです。
また、おかずには相当マニアックなものも含まれているようでしたが、確かに、男性不妊にはそういった特殊な嗜好も原因にもなりうるんだなぁ、と変に関心してしまいました。

時間制限はありませんでしたが、あんまり時間がかかるのも恥ずかしいという気持ちが焦りを生み、備え付けのおかずではどうにも元気にならず、結局スマホの動画サイトにお世話になってしまいました。お気に入りのDVDなど持参することをお勧めします。

無事採取し終わったところで、今度は5階の培養室へ精子を持参します。採精室を出てエレベータに乗り込み5階へ。初めてなので5階のエレベータホールでキョロキョロしていると、偶然通りかかったスタッフさん(女性)に「どちらへ行かれるんですか?」と声をかけられました。精子を採取したんですけど、培養室へ」と小声でいうと親切なことに培養室前まで案内してくれました。スタッフさんには日常なんでしょうが、自分の精子を片手に持った40男はああいう場面でどんな態度をとるのが正解なんでしょうか。

その後採決をして、結果は次回、ということでクリニックを後にしたのでした。